今からさかのぼること、一年余り。
もう少し前だったかしら?
ゲルソン療法に関心を持っている、ということで、現役の勤務医としてお仕事をされている医師のかたからご連絡をいただくようになりました。
私が発行している月刊通信のご購読料もお納めいただき…。
ところが、これについては本当に多くのかたがたに失礼をし続けているところなのですが、この3年ほどの間、私が取り扱っているゲルソン療法関係の業務内容が、驚くほど変化していた時期で。
結局、その月刊通信は、医師のかただけでなく、多くのご購読者の皆さんにお届けできないまま時間だけが過ぎてゆきました。
忙しさと、業務内容が落ち着かないなかで、発行時期がずっと見いだせずにいるまま、今もご購読者の皆様をお待たせし続けております。
本当に、皆さん、お待たせしてしまっていて、申し訳ございません。
そして、その間に、月刊通信は新しい姿になってリニューアルすることに…。
というのも、現在、ゲルソン・インスティテュートが英語で全世界の購読者に発行している「ゲルソン・ヒーリング・ニュース」のコンテンツ使用許可をいただけるという、ものすごいことが叶うことになったのです。
すべての内容の日本語訳を、取り扱えることになったのです。
今年中に、新装第1号を発行させていただきます。
絶対に!
そのほかにも、たとえば、ゲルソン・トレーナーの育成、サンディエゴのゲルソンツアー、ゲルソン・クリニックへの通訳としての同行などは、少し前まで、到底私の手には負えないものだと、考えてもいなかった事業ばかり。
でも今は、すべてやってしまっている、という不思議な現実があります。
シャイで、どちらかといえば保守的な私に(ホントですよ…)、新しい事業への勇気をくれたいちばんのきっかけは、現在、認定ゲルソン・トレーナーとして活躍しておられる、村上国瑛さんの存在かな、と思っています。
私の一番弟子さん、とでもいえばわかりやすいでしょうか?
お弟子さんとはいえ、それはもちろんゲルソン療法に限ってのこと。
私よりもずっと人生経験は豊富なかたですし、さまざまな技能を持って社会で活躍されてきたかたです。
どのような立場であれ、人を育てるなんていうことは、今までやったことがなかった私に(7年ほどの会社員時代にも、直接の後輩って一人もいなかったし…)、村上さんはいろいろな面で勇気を与えてくれ、また、立派なゲルソン・トレーナーとして巣立ち、ご活躍中です。
新しい事業にも、めいっぱい協力していただいています。
その、ゲルソン療法を楽しんで伝えている姿には、私も惚れ惚れしてしまうというか…、見ているこちらが、幸せな気持ちをいただいています。
「ああ、ゲルソン療法をこういうかたちでお伝えできる時が来て、本当に良かったなぁ」、と心から思えるのです。
…というようなことで、
一方では失礼をしてしまっている間に、今年の春くらいに、その医師のかたから、ゲルソン療法を指導できる医師になるご決意があること、その拠点になるクリニックの開設を準備中であることをお知らせいただきました。
もう、それは、それは、驚きました。
そのかたが、沖縄ナチュラルクリニックの大場修治先生でした。
5月には、サンディエゴで開催された医療従事者のためのゲルソン療法・ワークショップに参加され、今後、すべてのモジュールを経て、正式な認定ゲルソン療法医になることを目指されるとのこと。
5月末、サンディエゴの研修から帰国されて間もない大場先生に、沖縄に招いていただくことになりました。
那覇滞在は9日間。
というのも、クリニックには「ベジタリアンキッチン」という、野菜食カフェが併設されるとのことで、その中心になるスタッフのみなさんに、ゲルソン療法の食事を中心にお教えする、という重大な任務に加えて、クリニック開院記念講演会で講演をさせていただく機会もいただき、さらに、すでにゲルソン療法に関心をお持ちのかたがたにお料理教室も開催、というリクエストだったのです。
那覇で手に入るかどうか不明な食材をとりあえず3日分だけパッキングし、スタッフの皆さんと、料理教室にご参加いただく皆さんのためのテキストを用意し、ジューサーやムーラン、さらに、夫殿には講演以外に顕微鏡のお仕事もご依頼いただいたので、顕微鏡を入れたトランク数個。着替え少々。
出発の日の早朝、車にぎゅうぎゅうの荷物を詰め込み、羽田空港へ~。
正直、もう、この準備だけでものすご~く大変だったのです。
ハア、ハア、息を切らして、あれや、これやと、必要なものを家中からかき集めて出発した、という感じでした(笑)。
おかげさまで、機内で飲み物もパスするほどで、あっという間にぐっすり眠り、目を開けると雲の合間に沖縄の青い空と青い海!
もう、この頃には、疲れて下降気味だった気分が、さわやかな希望に変わっていました。
楽しみだなぁ~。
もう、それだけでした。
新しい出会いにわくわくしながら、久しぶりの那覇空港に降り立ちました。
空港までお出迎えいただいたのは、初対面の大場先生と、「ベジタリアンキッチン」の宜野座さん。
そのまま、空港近くの自然食ビュッフェレストラン「だいこんの花」にご案内いただき、ほかのスタッフの皆さんとも合流して、まずは野菜食で腹ごしらえ!
沖縄ナチュラルクリニックの皆さんは、 ほんとうにビックリするくらい、 野菜ばっかり、いっぱい召し上がるんですッ! |