2011年12月15日木曜日

"The Way"

合計13時間のフライトに加えて、飛行機の出発が予定より2時間ほど遅れたため、シカゴ郊外のモーテルをチェックアウトしてから南房総の自宅に戻るまで、ちょうど24時間、つまりまる1日を移動に使い、帰ってきました。

シカゴからの帰国便は、一旦北上してカナダ、アラスカ上空を通過し、北から南に日本列島を下りてくるので、かなり長い間陸地が見えていました。
窓の外に広がる景色は興味深く、そして素晴らしく、ずっと眺めていました。
宇宙空間に浮かぶ月も美しかった。


機内では、3本の映画、1本のテレビ番組を観ていました。
テレビはディスカバリーチャンネルのダークマターダークエネルギーを特集したプログラム。まさに宇宙旅行中の私にはピッタリの内容。

2本目の映画だった”The Way”は、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへ続く巡礼路を舞台にしたストーリー。何より、景色が素晴らしく、時間に構わずボーッと眺めているのには最高の映画でした。日本での公開はまだ未定のようです。
いつかこの巡礼路を歩いてみたいなぁ、と思わせるシーンばかり。
そのためには身体を鍛えておかなければ!


映画の始まりの頃に死んでしまう青年の台詞が、記憶に残っています。
「人生は、選ぶものじゃない、生きるんだ」。

日本語吹き替えだったので、英語では何と言っていたのだろうかと気になるところですが。

‘人生は選べる!’、‘何よりも大事なのは選択だ!’、という呼びかけよりも、なぜだか惹かれます。

選んでいるようで、初めから計画されていたような…。
行き当たりばったりのようで、じつは選択してきたような…。
私自身の39年9ヶ月はそのような感じです。

今回私が学んだクラスの先生の一人、スティーブ。
ある日がんと診断され、驚き、どうしてがんになったのかを自分で調べ、そして治してしまった人。
彼との出会いも、蓋を開けてみると偶然とは思えないことばかりでした…。