2012年3月12日月曜日

3.11.から1年後。鴨川にて

私の3.11.は、昨年も、今年も、鴨川で。
昨日は、スーで開かれた『ホピの予言』上映会に参加してきました。

ネイティブアメリカンが長老たちからの口伝により特別な場所として守り継いできた土地
そこから、白人によって堀だされたウラン鉱石を原材料に作られた核爆弾
広島と長崎にそれが投下され多くの日本人が被曝
鉱石を掘り出す作業に従事させられたネイティブの人たちにも被爆者が続出

地球と人間とのつながりを軽んじることなく、ふたたび地球の一部として生きる道を選びなおそうよ

私なりに、そんなメッセージを映画から頂いてきました。

上映会後、スーの渡邊さんご夫妻や、私のサーフィンの先生でもあるプロサーファー田原ひろえさんの進行による‘茶話会’にお招きいただきました。
食の安全性をこれからどう考え、行動してゆけば良いのか、お話しをさせていただく、ということで、今西徳之さん(鴨川二子棚田保存会)、森山利也さん(海洋ジャーナリスト)とともに皆さんの前に出させていただいたのですが…。
お話しをした、というよりは、一緒に悩んだ、そんな時間だったかなぁ。

ご一緒させていただいた今西さんは、自給自足を目指して日々の生活を営んでいらしたというご経験から、土地や作物の放射線量にご関心が強く、地上の放射線量をマメに実測されてもいるようでした。

森山さんの方は、海中に蓄積する放射性物質による線量の推移、その魚介類に対する影響についてご関心が強いかた。

そのお二人に挟まれて一緒に悩む私…、だったように思います。

会の最後、私からは、植物の力を借りてがんを治してしまうゲルソン療法を長年見てきた経験から、自分たちの身体が備えている防衛力を最大限に発揮しなければならない今こそ、口から入れる必要の無い食べものは買わないように、今日から気をつけていきませんか、そんなことをお伝えさせていただきました。

身体は日々、内側に入ってくる不要なものを分解したり、無毒化したりするために、ものすごく働かされています。そのエネルギーを、本当に必要なとき、逃げられない状況のときに使えるようにするため(それが今なのです…)、私たちは簡単に止められる不健康なものたちを決意を持って食生活から追放しなければ。

そうしなければ、自然治癒力なんて、いくらあっても足りないのですよね。

今回、今西さんのお話しのなかで、はっ!と思ったことがひとつ。
‘キノコ類は放射性物質を蓄積しやすいようです’、というコメント。

チェルノブイリの経験から学ぶとすれば、放射性セシウムなどは、このキノコ類に加えて液果類(イチゴなど)にも蓄積しやすいことがわかっています。

プルトニウムが蓄積しやすいものとして、豆類に注意というニュースも最近ありました。

じゃあ、食べるもの無いじゃない?
と思いそうなところなのですが…、ゲルソン療法で治療生活をする患者さんたちは、これらをすべて口にしていません。
マックス・ゲルソンは、既に、そういうルールを見いだしていたんだなぁ、とひとつ気づきを得ることができました。

答えを「もらいにいく」ような講演会だけじゃなく、皆で「一緒に悩む」時間を持つ会合って、小さな確信を積み上げていくのには、良いのかもしれません。

今週の土・日は、私のパーマカルチャーの先生、長村さんの「絆カフェ」が鴨川の一戦場公園で開かれます。