2016年9月10日土曜日

2016夏旅レポ③

2016夏旅レポ②からのつづき…

アメリカ入国直後の時差ボケのなか、炎天下のなかでそれぞれ5時間にわたる撮影スタジオ見学を2か所。
ちょっと大変でしたが、おかげさまで耳が英語に慣れてきましたし、ワーナーブラザース・スタジオのガイドさんからは、大好きな俳優サイモン・ベイカーに会ったときのエピソードも聞けたので、大収穫でした💓

サイモン・ベイカー主演で世界中にファンがいるテレビドラマ『メンタリスト』のFBはこちら↓
https://www.facebook.com/TheMentalist/

でも、さすがに疲れてきたので少しリラックスしたいと思い、土曜の昼前にサンタモニカでやっているファーマーズマーケットに行ってみました。

LAでは、毎日必ずどこかのストリートでファーマーズマーケットが開催されています。

・屋外で、
・お金を使わずに、
・リラックスしながら、
・現地の人たちと触れ合えて、
・お腹が空いたらジュースやTO GOランチボックスも見つかる、

そんなファーマーズマーケットは観光おすすめスポットです。

ちなみに、TO GOは、日本語で言うテイクアウトのことで、たとえばレストランで食事をして残してしまった料理をパックに入れて持ち帰りたいときにもTO GOは使えます。
食べ残したお皿を見たお店の人のほうから、「To go?」と突然聞かれたりすることもあります。もう、本当に、こういう日常会話がさっぱりわからなかったレベルから、ようやく少しレベルアップができたのが、最近はしみじみと嬉しく感じます。
皆さんに驚かれるのですが、私にとっては日常英会話よりも、医学英語の専門用語のほうがわかりやすいのです。

さて、ファーマーズマーケットで、ちょっとだけ現地の人から、より親しみを持って接してもらえるコツがあります。それは、自前のエコバッグを持参すること。
できれば、新品でパリッとしたものより、よく使っていて、何度も洗濯しているのがわかるようなクタクタのやつ!

というのは、ファーマーズマーケットには、それぞれ歴史があります。
最近始まった場所もあれば、10−20年の歴史を持っている場所もあり、そのコンセプトもいろいろです。
多くのファーマーズマーケットは、その運営組織を作った人たち(ファウンダー、創始者)にその土地の生産者を消費者として育てるプライドがあり、また、無駄なゴミを出さず、土地を汚さない、そんな意識があるものなのです。

ファーマーズマーケットや自然食品店では、もはや、レジ袋をくれません。お店側で用意していないのです。その代わり、リサイクルペーパーでできた紙袋や、ため込んでおいたお古の紙袋を提供してくれます。
でも、現地の人ならエコバッグや買い物用カートを持参するのが常識なので、使い慣れたエコバッグを肩から下げてぶらぶら歩いているのが自然なスタイルなのです。

今回、道路が混んでいそうだったので行かなかったのですが、マリブのファーマーズマーケットはしっかりとした歴史があるようで、なかなか興味深いです。

毎週日曜日10−15時に開催しているマリブのファーマーズマーケットはこちら↓
http://cornucopiafoundation.net/farmers-market/location/

こうした運営組織の歴史を明らかにしている、歴史あるファーマーズマーケットを調べて、そういうところに出かけてみるのも面白いと思います。

ひよこ豆のひとつぶ!

こちらが、束で売っていたひよこ豆。
生のひよこ豆って、じつは初めて見ました。

いつか、生産者のかたの農場も訪ねてみたいです。


きゅうりの一種だそうですが、
名前はウォーターメロンキューカンバー(スイカキュウリ)。

新鮮で美味しそうなのですが、
サンタモニカのホテルでは自炊をしない予定だったので、見るだけで…。


いろんな野菜を乾燥させて売っていました。
おやつ代わりや、サラダのトッピングに良さそうです。

2016夏旅レポ④へ、つづく。









2016年9月5日月曜日

10月16日(日)、札幌で血液観察セッションがあります!

みなさん、こんにちは!
10月16日(日)、秋の札幌で、血液観察セッションを開催いたします。
前回ご参加いただいたかたには、リピーター料金をご用意させていただきました。数ヶ月の間の変化を観察する機会にしていただければ幸いです。

このくらいの季節、札幌では雪虫が飛び始めるころかなぁ〜? なんて、今から楽しみにしています。
他方、連続して北海道各地を襲った過日の台風の被害の大きさには、私も驚きましたが、サンディエゴの友人たちもニュースを見たようで驚いていました。

直前まで、ニュースでは、今回の台風は房総半島から関東に上陸か?と言われていましたので、2日前から家の外に置いてあるあらゆるものをすべて屋内に入れ、雨戸もきっちり締め切り、断水があったら困るからとお風呂に水を溜めたり、ミネラルウォーターを買い置きしたり…。
古い日本家屋に住んでいる私たちは、瓦が飛んで車が壊されるのを心配して、車を少し離れた空き地に移動してもいました。

結果、台風がそれて北側に移動してくれ、私たちは助かったのですが、予想されていなかった場所、備える時間が無かった場所に甚大な被害が出てしまいました。

自然の厳しさというのを、こういうときに見せ付けられます。
自然は人力でコントロールできるものではないのですよね。
がんもそうだと、私は思っているところがあります。

「氏家さん、それで、がんって手短に言って何なんだと思う?」、と札幌の友人に聞かれたとき、ちょっと考えて、私は手短にこう言いました。

「自然現象、かな」。

だから、がんそのものを支配下に置いたり、その活動をコントロールするのは、どこかで無理があると思っています。
いつか、制御不能になるポイントに至ると思っています。
だって、自然って大きいですもの。

だから、それを、コントロールするんじゃあなくて、発生する自然環境の探求に目を向けたほうが、全体を理解しやすくなるし、長期的な安心につながったり、根本的な解決に近づいたりするのではないだろうか、って思っているのです。

それは、台風もそうかもしれませんし、がんもそうでしょう?

台風の場合は、海水温や気温の上昇にともなって気象全体に大きな変化が出ていると考えられていますから、その原因に近づいた考察が必須ですよね。

がんの場合は、腫瘍や患部ばかりに注目するのではなく、それを生み出した全身の変化に目を向けることが大切ですよ、やはり。

血液観察は、自然観察、星空観察、宇宙観察の一環です。
望遠鏡のかわりに、顕微鏡を使っているだけ。
私の中に反映される、私の外側の世界を、じつは同時に観察しています。

夫と私が好きなイームズの「パワー・オブ・テン」が、まさにそんな感じだなぁ。
あなたの外側にある人間関係、
あなたが外から中に入れている食べ物や飲み物、
あなたが外から吸い込んでいる大気、
あなたが外から取り入れている知識、などなど。
それが、あなたの中を良くも悪くも、変えていきます。

血液観察セッション in  札幌
日時 10月16日(日)
時間 10:00−20:00
   (お一人、約45分。ご都合の良いお時間をご指定の上ご予約ください。)
料金 初めての方は、基本説明を含めますので、税込11000円です。
   2回目以降の方は、税込9000円です。
会場 札幌駅地下直結、アスティー45内、ACU会議室
   (アスティー45には駐車場もございますので、お車でも安心です。)

ご参加希望のかた、お問い合わせなどは、こちらからメールでご連絡くださいませ。
雪虫のころに、お会いしましょう!


2016夏旅レポ②

2016夏旅レポ①からのつづきです。


写真は、全然英語がわからなくて凹みまくった、LA第1日目のパラマウントピクチャー・スタジオにて。炎天下の中、ガイドを担当してくれたMitchさんと。

そんなスタジオ内でも、フィルム倉庫だけは巨大な冷蔵庫になっていて、めちゃくちゃ涼しかったです。高温でフィルムが劣化してしまうので、厳しく管理しているのですね。



フィルムが並ぶ倉庫内をしばし見物。よく知っている映画やドラマのフィルムがずらーり。ちょうど私の肩の高さにあって目に飛び込んできたフィルムの背表紙は…、「FRIDAY THE 13th」。
『13日の金曜日』なのでした。これでさらに涼しくなった…。


トム・ハンクス主演『フォレスト・ガンプ』に出てきた、あのベンチ。



『ミッション・インポッシブル』に出てきた、ロシアの核兵器を動かすやつ。


『トランスフォーマー』。

LAの街中、メルローズアヴェニュー沿いに、こんな広大なスタジオがあることに改めて驚きました。今更ながら、LAって広いですね。空からドローンで見たら、どんな感じなのでしょうか…。


夕方の6時くらいにスタジオを出て、…もう一箇所くらい違うスタジオを見て比べてみたくなって、後日、ワーナーブラザーズ・スタジオへ。


ワーナーブラザーズは、LAの北東、バーバンクという場所にあります。LAの夜景がよく見渡せるグリフィス天文台が比較的近くです。


こちらでもガイドRayさんと5時間の英会話(笑)!
少しずつ、英語が耳になじんできたころだったので(日本語しゃべる人いなかったしね)、私の表情もちょっと安心してきているかもしれません…。






パラマウントよりもさらに広い敷地のスタジオ内を、電動カートでグルグル回ってガイドしていただきました。

撮影禁止だったのでその写真はありませんが、見学途中、制作スタッフ、撮影クルーや俳優さんたちも利用するというスタジオ内の静かなレストランでランチタイムがありました。
「ここで、知っている俳優さんを見つけても、大声を出したりしないでくださいね」とのご注意。

残念ながら、そのような遭遇はありませんでしたが、ここで食べた食事は今回の西海岸滞在中で一番すばらしい食事でした。スタッフ、食器、カトラリー、食材、調理が、まさに高級レストラン。
最初にメニューを渡され、「何でも好きなものをご注文ください」と言われるのですが、値段が書いていない不思議なメニュー。もちろん、私たちの食費はガイド料金に含まれているのですが、前菜、メイン、デザート、軽食、飲み物、いくつ頼んでも良いのです。
私が頼んだのは、グリーンサラダとサーモンのグリルで、サラダは新鮮な葉物野菜だったのでレモン汁だけで最高に美味しかったですし、サーモンの大きさと焼き加減もパーフェクトでした。

良い食事をして、良い作品を作る、…なんて最高ですね。

2016夏旅レポ③へつづく…