2012年6月20日水曜日

ゲルソン食の調理実習、ご報告。

17日の日曜日、朝も早よから南房総を抜け出し、新鮮野菜と荷物をいっぱい詰め込んだミニバンで夫殿とともに東京へ。
ゲルソン食の調理実習があったのでした。

On the very early morning of July 17, I and my husband Koji drove to Tokyo by our mini-van which was full packed with fresh vegetables and cooking tools.

この特殊な食事をいったいどうやって作るのか、どんな調理道具を使うのか。
これは、やっぱり実際にやってみなければ確信が持てないものです。

Everybody can not understand how to cook and what kind of tools is needed for the Gerson meal in real before they do it.

そしてまた、塩を使わない野菜料理って、いったいどんな味がするのだろうか、というのも多くの方が抱く疑問でしょう。

And almost all people cannot imagine the taste of food cooked without salt.

私も、本物のゲルソン食を見て、作って、食べてみるまでは、同じ疑問を持ったものでした。

I couldn't know it before I experience it, too.

私が本物のゲルソン食を知ったのは、アメリカのサンディエゴ。
ゲルソン・インスティテュート主催のセミナーに出たときのこと。
それでようやく、「これか~! 楽しそう、美味しそう! 日本で再現されているのと全然違うじゃないの!」 ということがわかったのです。

I met the real Gerson food in San Diego, CA. when I attended the three days workshop for the Gerson Therapy held by the Gerson Institute.

この感動を日本のみなさんにも知っていただきたいと思い、今回のような調理実習をときどき開催しております。

Now I have sometimes the Gerson cooking class for Japanese people.
Because I want Japanese people to feel the grate taste of the real Gerson meals.

無農薬の野菜たち・・・
Organic vegetables...

田倉さんのズッキーニも!
Zucchini planted by my friend!

まずは洗うところから。
The class began with washing vegetables.

そして、切る。
みんなでやると楽しい!
Let's cut them.
It was fun!

ときどき、ミニ講義を挟んで・・・。
「ヒポクラテススープは、腎臓の滋養に良い野菜が組み合わされてます」。
Sometimes, I gave attendees the detail information of this special meal.
"Hippocrates soup is made from some useful vegetables for kidney function. "

ママ、パパ、おいちくちゅくってね!
Hey Dad and Mum, please make it tasty !

スープを煮込みまーす!
Let's cook the special soup!

こちらは、リゾット用のトマトソース。
フランス料理の裏ごし器、「ムーラン」の出番。
This is tomato source for risotto.
It is made by the French puree tool, Mulan.

ときどき、みんなで相談、相談。
どうしよっか~?
Sometimes, we discussed about our steps to cook. 

お昼ごはん、完成!
Our Gerson lunch!

さあて、どんな味がするのかな?
How taste?

「塩が無くて、こんなに美味しいなんて!」
"So tasty without salt!"
「トマトリゾット、おいし~!」
Very good, this tomato resotto!
「とうもろこしケーキ、好きっ。」
Creamed corn is great.

野菜はちゃんと味を持っているんですね。

いよいよ、ノーウォークジューサー登場!
This is the Norwalk Juicer!

ニンジンジュースを搾っております。
ニンジンが、勢いよく爆発!
みんな、やる失敗です。
失敗は成功の母。
We were making organic carrot juice.
Ooops ! carrot was bursting!
Everybody experience the same thing.
Failures are the ladders to success.

みなさん、一日おつかれさまでした~。
ニンジンジュースでカンパイ!
Thank you very much to you all!
Cheers with carrot juice!

ジュースの感想、いろいろありましたねぇ。
There were many impression from attendees.
「うちで搾っているのと同じとは思えないミルキーな味」。
"This is so milky taste than one is squeezed with the different type of juicer."
「なんだか、からだがあたたかくなってきた」。
"I felt becoming warmer myself after drinking this juice."
「ジューサーが違うだけで、できるものがこんなに違うなんて・・・」。
"I was astonished of the differences by the juicer... "

all photos by Koji Abe

今回の調理実習、参加してくださった皆さんが、心から感動してくださったことがこちらにも伝わってきて、ちょっとジンワリしてしまいました。
準備はそれなりに大変でしたが、またやるぞ~、と燃えております。

さて、実習時にお約束しました図書のご紹介を、ここで。

『内部被曝』、肥田舜太郎著、扶桑社新書、724円+税

今年3月に発行された本です。
「広島で被爆して以来、6000人の被爆者を診てきた95歳の医師が警告」という帯がついています。
今の私たちの現状を知るために、とても役に立つ本だと思った、というのが私の感想です。
原発事故から一年以上がたち、テレビなどのマスメディア報道を受け止めているだけでは、この現状認識がいつまでたってもできないこともわかりました。
まずは、現状の認識。
自分がどのような状況に置かれているのかを、理解すること。
それができたら、つぎに、どうすれば良いか。何ができるか、考えを一つ先へ進めること。
食事や栄養でどのような努力ができるかについても、最後にヒントが挙げられています。
この本を、推薦します。