約2週間ぶりのご無沙汰でした。
昼ごろ、テレビのニュースを見ていたら、「職業性胆管がん」のニュース。
なんでも、印刷業に携わっている方々から特徴的に胆管がんの労災申請がある、ということで、厚生労働省が専用の相談窓口を設けたのだそうです。
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/tankangan/index.html
印刷業に特徴的な発がん性物質や、有害物質があるのだとすれば、それは、やっぱりインクだろうと思います。それから、インクを紙にくっつけるためのある種の接着剤。
似たような職業的な環境があるとすれば、農業もそう。
農薬を植物にくっつけるために、接着剤のようなものが農薬には入っています。
それから、美容業もそうですね。
毛染めはインクですし、インクを毛髪にくっつけるための接着剤も入っています。
よく「ヘナ」を使っているので安全な毛染めなんですよ、というお話も聞きます。このような場合は、インクとしてのへナは安全でも、ヘナの色素を毛髪にくっつける接着剤のほうの安全性も、再確認してみると良いと思います。
当然ですが、塗装業も同じような職業環境です。
ペンキを壁に塗る、など、印刷業ととてもよく似ているところがあります。
この報道の行く末を、今後も注意深く見守っていきたいと思っています。
そういえば、マックス・ゲルソン医師が最初に診て、治療に成功したがん患者さんは、胆管がんの女性患者さんだったよなぁ。
もういちど、その患者さんの治療記録を探してみようと思います。