2012年7月20日金曜日

心身霊と皆既日食


ものすごくアヤシイ感じのタイトルになってしまいましたが。。。

今月に入ってから、身体という物質的なものと、そこに宿るかたちは無いけれども確実に存在する心、そして見えない命である霊、この三位の一体感とズレについて思うことがらに次々と遭遇しています。

出会いがあった患者さんの訃報。
まだまだ未熟な私のことを信頼してくださり、ご家族ぐるみで本当に最後の最後までお付き合いくださいました。
どうぞ安らかに。
そして、有難うございました。

以前、会社員時代にお世話になった方の死の知らせが入り、夫とともにその通夜へ出かけもしました。この方は、102歳というご長寿でした。
生きた証でもあるお顔を拝見してきました。
誰から見ても、粋なかた、でした。

ご冥福を、お祈り申し上げます。

それで、なんだかちょっと、気が抜けてしまって。
そういう日って、あんまり無いのですが、ときどきあるものです。
いつもの焙煎屋さんにコーヒー豆を買いに行ったところ、ご主人から保護した猫が死んでしまってね、という話を聞いたりしました。
一緒に暮らしている犬がショックを受けないように、犬にはまだ知らせていないと。
確かに、そんなことが昨晩あったとは気づいていない様子で、じゃれてきました。

それでなのか、自分でも脈絡がはっきりしませんが、思ったことが、心身霊がまったくズレていないときは、皆既日食のようなものだなぁ、ということだったのです。




心も、からだも、霊(魂ともいうのでしょうか?)もぴったり一致しているときには、その違いがまったく感じられないので、たとえば、霊ってホントにあるの?くらいの感じで存在すら疑っているものです。

日食の場合は、太陽と月がぴったり一致することの方がめずらしい出来事なので、一致する瞬間を皆がはらはらしながら待ち望んでいました。
そして、ズレていくと日常に元通り、です。
ズレている方が、ふつう、なんですよね。

だけれども、私たちにとってふつうであり、健康だ、という状態は、心身霊がぴったり一致している奇跡的な状態のほうのようです。

これって、本当に幸せなことであり、奇跡的、ものすごいことなんじゃないだろうか、と気が抜けながらも心の中でブツブツ思っている、そんなところでございます。