昨日のブログで書いたとおり、日本時間の今朝5:30から、サンディエゴで開催中のゲルソン・ワークショップをライブストリームで聴講しました。
私がこのワークショップに実際に(サンディエゴで)参加したのは、記憶が間違っていなければ、最初が2004年だったと思います。
その翌年には、ジャーナリストとして医療従事者のための、より専門的なワークショップに参加許可をいただき、潜入取材させていただきました。
その前後には、夫殿が3日間のワークショップに参加するときに同行して、ボランティアスタッフとして受講生たちのために台所に詰めていました。
その後は、、、というように、たびたびサンディエゴでの授業に参加しているのですが、何度聞いても新たに学ぶことがあるので、このライブは今後も毎回聴講したいくらいなのです。
さあ、第一日目です。
けがで療養中だった、シャルロッテ・ゲルソンさん(90歳と7カ月)も、元気な様子で登場!
「薬が治すのではなく、栄養が治すのです、ほらね!」と、けがしたという脚もすっかり良くなったようで、立ちあがって見せていました。
サンディエゴ現地での受講者は90名前後。
今回の私のように、ライブストリームでインターネット聴講しているのが約160名くらいだったでしょうか。
世界中で、さまざまな時間帯から、ゲルソン療法を学んでいるというライブ感には、音楽のコンサートとはまた違う静かな興奮があります。
シャルロッテさんの講義終了後、現地で参加している受講者の皆さんは、思わずスタンディングオベーション!
とにかく、彼女の存在は特別で、他の誰にも代わることができないものなのです。
シャルロッテさんの講義の次は、実際にゲルソン療法でがんを治した元患者さんによる証言。
ベッツィー・ハイルマンさんという女性で、診断されたのは卵巣がん。
診断時には、余命2カ月。
抗がん剤治療をするとそれが6か月くらいまで延命できる、といわれたそうです。(診断をした主治医のいる病院は、日本でも名の知られるメイヨー・クリニックです。)
この医師の言葉で、抗がん剤治療は拒否し、「何かほかの治療は無いか?」と探しまわり、これだ!出会ったのがゲルソン療法だったそうです。
(この女性の30分にわたる証言の内容は、『ハミングバード』のリニューアル第1号で掲載します。ただいま執筆中。なんとか、今月中にと思い、来週発送の予定ですからエンジン全開でがんばります…。)
初日は半日だけの講義なので、授業は数少なかったのですが、最後にカイラ・スミス先生(自然療法医)からゲルソン療法の全体像に関する講義がありました。
ライブストリームの聴講者は、コミュニケーション手段として、「チャット」機能が使えるので、世界中の聴講者たち&ゲルソン・スタッフと、やはりライブでおしゃべりや質問が可能です。
本日のおしゃべりのなかで、ちょっと重要な話題がありました。
ゲルソン療法で患者さんが飲むグリーンジュースについてです。
ベストで最適!な主材料は、フダンソウ(チャード)。でも、日本ではあまり売っていません。それで、代用品としてベターな選択肢がケールと学んできたのですが、なぜケールがベストではないのか?
ケールは、ほんの微量ではありますが、甲状腺腫を引き起こす可能性のある成分を含有しているのだそうです。ただ、それ以外の点ではケールはとてもすばらしい野菜なので、食事では躊躇なく食べるべきとのこと。
より完璧で、ベストな効果を生むゲルソン療法にするには、グリーンジュース用の無農薬フダンソウ(チャード)が欲しいなぁ、と思ってチャットを眺めていました。
それで、はっ!と思いだしたのが、昨夜メールで連絡をくれた「田倉ファーム」の田倉さん。
(明日は、鴨川で、マルシェに出店するのですって!)
メールでかぶといんげん、とうもろこしを頼んだら、
「今なら、スイスチャードもありますよ!」、
という返信メールだったのでした!
スイスチャードは、チャードよりも葉が小さめでカラフルすぎるのですが、同じフダンソウには違いない。
この週末に、ケールも届くので、飲み比べをしてみます。
日本のどこかで、通年、無農薬フダンソウを生産&宅配してくださるかたがいらっしゃいましたら、お知らせください。
是非とも、ゲルソン療法を実践中の日本の患者さんたちにおつなぎさせてください!
よろしくお願い申し上げます。