2012年4月24日火曜日

第3回受講生募集と、蒸留水製造器について

先週土曜日の「はじめてのゲルソン療法」講座第2回へご参加くださいました皆様、有難うございました。
当日は、ゲルソン療法の効果を理解するときに欠かせない、ミネラル、塩、水についてテーマをしぼってお話をさせていただきました。

講座内でも触れましたが、ゲルソン療法を行う際には、家庭用の蒸留水製造器が必要になります。
日本で購入が可能なものには、いろいろなタイプ、価格がございますので、予算、ニーズや好みによってお選びいただければと思います。

現在、米国ゲルソン・インスティテュートでおすすめしているのは、ウォーターワイズ社の蒸留水器シリーズで、私もこのメーカーのものを愛用しています。
日本で購入できるウォーターワイズ社の蒸留水器には、以下のタイプがあります。

 コンパクトな感じで、できあがった蒸留水をくみ出しやすいようにタンクの下にコックがついています。

これは、ウォーターワイズ9000番タイプです。
価格は、税込みで69000円。
送料は、日本全国無料。
4-5時間で、3.7リットルの蒸留水を製造できます。

高さ38cm、幅24cm、奥行き41cm。
重さ4.5kg。
本体をバラすと、こんな感じです。
最初に、白い水用タンクに水道水などを入れます。
そして、本体の奥にセッティング。
その手前に、青いボトルをセット。
そして、電源スイッチをオン!

そうすると、蒸留水を作ってくれるのです。






まだまだ日本では、家庭用蒸留水製造器はめずらしいものかもしれませんが、ご関心があるかたはいつでもお問い合わせください。販売店さんをご紹介させていただきます。

さて、銀座で開催しております、「はじめてのゲルソン療法」講座。
第3回は、5月26日土曜日です。
時間はいつもと同じ、14:00~16:00。
今回のテーマは、「ゲルソン食のルールについて」です。

玄米は大丈夫?

全粒小麦のパンは?

大豆がダメって本当?

ナッツ類は身体にいいと言われているのに、ダメな理由は?

食用油で使えるものは何?

こうした疑問にお答えしていきたいと思っています。
ご参加をご希望のかたは、以下のメールアドレスまでご連絡ください。

forhealthfreedom@aol.com

お申し込み、お待ちしております!
その次の6月講座は、場所を変えてキッチンでの調理実習!です。
みんなでワイワイ楽しくやりましょう。
お楽しみに!

2012年4月14日土曜日

5月に札幌で、講演会を開催します。

最近のブログでは、おもに3月末の旅報告を綴ってきましたが、本日は講演会のお知らせです。

「初めてのゲルソン療法」講演会 in 札幌


日時
5月20日(日)14:00~16:00
(受付開始13:30~)


講師
食生活・医学ジャーナリスト 氏家京子
(米国ゲルソン・インスティテュート ゲルソン・アンバサダー)


会場
札幌市生涯学習センター「ちえりあ」内、研修室1
会場のご案内、アクセスは、こちらをご覧ください。


定員
30名


参加費
1200円(当日払い)


参加申込(予約制)
ご参加をご希望されるかたの
・人数
・お名前
・ご連絡先のメールアドレス、またはお電話番号をメールにてお知らせください。
メールのご送付はこちらからどうぞ。
または、forhealthfreedom@aol.comまで、直接お送りください。

また、当日の講演会場となります「ちえりあ」内にも、本講演会のご案内&FAX申し込み用紙を置いています。

お申込みくださいました方には、お席確保のご返信をさせていただきます。
お申し込み後にキャンセルされる場合は、その旨必ずご連絡ください。
ご協力をお願い申し上げます。

定員に達しました場合は、ご参加をお断りさせていただくことがございます。
あらかじめご了承くださいませ。

当日の講演内容は、以下を予定しております。
・ゲルソン療法の本拠地がある米国(ゲルソン・インスティテュート)とメキシコ(ゲルソン・クリニック)の様子をプロジェクターを使って紹介
・毎日の食事が治療手段になる、ゲルソン療法の統合形態の解説
・治療プロトコルの紹介
・ご参加者の方々からのご質問&ご返答、ディスカッション

札幌の皆さま、お申し込みをお待ちしております!



2012年4月11日水曜日

ゲルソン・インスティテュートで、「あの人」に会えた!

私たちがサンディエゴに滞在するときには、暇さえあれば、ゲルソン・インスティテュートへ行きます。
最近の日本の状況をお話したり、逆に、アメリカでの近況をお聞きしたりします。
そしてまた、ソファで休ませてもらったり、体調不良の時には搾りたてのジュースを分けてもらったり、相談にのってもらったり、湿布などのケアをしてもらったりもします。
そして食事もさせてもらうのです。

「明日の昼食はどうするの?」、と誰かが必ず聞いてくれるので、
「来る、来る、食べにくる~!」、という私。

ゲルソン・ケアギバ―時代からの大先輩なのに、親友のように接して下さるキャロルなどは、
「ホテルで必要なものはちゃんと揃ってる?」と聞いてくれます。

「必要なもの」のなかには、例のコーヒー・バケツも含まれています。
だから、「もちろん、持ってきてる!」とお返事するのです。

今回の滞在中は、スタッフたちが週末に迫る大イベントのために準備で大忙しでした。
私たちもその準備の一環で連日事務所に通っていたのですが、そこで、ずっと会いたかったかたにお目にかかることができました。

それは、ベータ・ビショップさんです。

世界で一番有名な、マックス・ゲルソン医師の元患者さん(悪性黒色腫だったのです)、と言っても良いでしょう。

ベータさんも、その週末に開かれることになっていた、シャルロッテ・ゲルソンさんのバースデーパーティーに出席するため、ロンドンからいらしていたのです。
マックス・ゲルソン亡きあとも、彼が治した患者さんたちは、こうして高齢になるまで元気で生きてご活躍されている、という生き証人のひとりです。

彼女の元がん患者としての経験と、ゲルソン療法でがんを治している患者さんたちの心理的なケアを行うセラピストとしての知識は、『ゲルソン療法―がんと慢性病のための食事療法 』(地湧社)の第24章「ゲルソン患者の心をサポートする」(251ページ~)に記されています。

それを書いた方が、この人なのです!
「ひょっとしたら、今回のパーティーにいらっしゃるかしら?」

と期待はしていたので、本当にお目にかかることができて嬉しかったです。

ベータさんは現在ロンドン在住で、出身地ハンガリーに最近できたゲルソン・クリニックへときどき出張して、患者さんの心理ケアを担当されてもいます。








2012年4月7日土曜日

ゲルソン・インスティテュートのランチタイム

「サンフランシスコからサンディエゴへ向かう飛行機が遅れていますけれども、今晩必ず行くので私たちのお部屋はキャンセルしないでね」、と事前にホテルへ電話連絡。

基本的に英会話が苦手な私は、電話では身ぶり手ぶりが通用しないので、もっと英語を話すのが嫌なのですが、こういう場合は勇気を振り絞ります!
そして、それで、通じるものなのですよね。

日付が変わった深夜、サンディエゴ空港へ到着。
レンタカー事務所に入っていくと、「Good morning !」と声を掛けられて、思わず笑ってしまいました。

結局ホテルにチェックインしたのは、深夜(というか早朝)2時ごろでした。
荷物をほどき、日本を出発してから初めての就寝・・・。

そして翌日。
ランチタイムに間に合うように、ゲルソン・インスティテュートへ!

 ゲルソン・シェフのジェニファーと、アシスタントのエリックが作ってくれるランチは、いつ食べても最高です。

「キョウコ、いつ着いたの~?」

「今朝、超早朝に!」

「あら、お疲れねぇ~」

という感じで、もはやサンディエゴにある我が家のような感じで、安心する場所です。
 こちら、比較的年配の熟練スタッフたちが座る幹部席。
こちらは、比較的若いスタッフたちが座ってわいわい賑やかにしている席で、幹部グループから‘キッズテーブル’なんて呼ばれていました。

こうやって、大勢で食べると、本当に美味しいのですよね!

2012年4月6日金曜日

続、シェ・パニース





1階レストランはディナーのみのオープン。
2階カフェスペースを、ランチタイムが終わる間際に予約した私たち。
階段で上の階へ昇ると、どこかで見たことがあるようなインテリア。

昨年12月にシカゴで見た、フランクロイド・ライト設計の住宅を思い出しました。窓の格子の感じなどは、ちょっと日本風の、木造建築です。

本日のメニューを見ながら、お店の人といろいろおしゃべりも楽しみました・・・。





そして、夜のサンディエゴ行きに乗り遅れないよう、夕方のラッシュアワー前にベイブリッジを渡り、無事にサンフランシスコ空港へ到着。
(ところが、サンディエゴ便が4時間ほど遅れたために、目的地のホテルに着いたのは深夜2時ごろだったのでした・・・。)

2012年4月5日木曜日

カリフォルニア大学バークリー校

シェ・パニースへは、事前予約で午後2:30に行くことになっていた私たち。
(世界のどこからでもネットでレストラン&カフェの予約ができるのです。)

それまでの時間、カリフォルニア大学のバークリー校へ行ってみることにしました。

 とはいえ、日本時間から計算すると、真夜中にレンタカーを借り出してカーナビを頼りに初めての土地をうろうろしているわけで、かなり体は疲れており、約10時間のフライトで足腰ヨロヨロ、髪もボサボサ。

(話は前後しますが、初めてサンフランシスコに降り立つ前、上空から朝霧に覆われたサンフランシスコ湾を見たときに、エリック・クラプトンのサンフランシスコ・ベイブルースを思い出して、胸が高鳴りました。)




ところが、車を駐車して足で歩き始めると、早くいろいろ見たい~!と興奮が始まり。

はじめて見る土地を前にして、眼だけがギラギラしていて、でも足が付いていかないという、はたから見れば前傾姿勢の変な観光客だったことと思います・・・。

バークリー校は敷地がさほど広くは無いといわれていますが、やっぱり絶対的に広い。というわけで、学生生協と人類学博物館に限定して見学しました。

帰国後、カーサブルータスで読んだのですが、シェ・パニースのアリス・ウォーターさんも、この大学を卒業したのだそうです。

カリフォルニア大学のマスコットはクマ。
そういえば、カリフォルニア州の旗にもクマの柄が描いてあります。

プ―さんもクマだし、国は違いますがイギリスのパディントン・ベアーもクマ。

北海道で育った私にとっては、クマのキャラクターが登場すると、ちょっと和むのです。

そして、バークリー校の学生生協の扉がこんな素敵なクマさんたちでした!

2012年4月3日火曜日

初!シェ・パニース

帰国後、家の近くの書店に立ち寄ったとき、目にとまったカーサ・ブルータス特別編集の雑誌。
『カリフォルニアらしさの最新。』

Casa BRUTUS's Photo on Lockerz

シェ・パニースがいっぱい、の1冊です!

じつは、今回の旅の目的地は、カリフォルニア州サンディエゴだったのですが、サンフランシスコでアメリカの国内線に乗り換える旅程になり、トランジットの待ち時間がなんと12時間近く!

初めは困ったなぁ、と思ったのですが、そのうち、「サンフランシスコ観光ができる!」と考えるようになり、「どこへ行こう!!!」と考える時間が想像以上に楽しいものになっていきました。

初めてのサンフランシスコだったので、よく聞く‘フィッシャーマンズワーフ’や‘ケーブルカー’を楽しもうかとも考えましたが、結局、レンタカーを借り、ベイブリッジを渡ってバークリーまで足をのばすことに。

その目的が、シェ・パニース!だったのです。

1995年に雑誌の編集部に就職し、まだ右も左もわからなかったときに任された連載記事の取材先が、当時、竹橋のパレスサイドビルにあった花田美奈子先生のレストラン、「アートスペース・ハナダ」。

そこで、始まったばかりの花田先生主催の連続講座、「ナチュラルフード・ディレクター・スクール」の内容を取材。体に良い食事、自然な食事というものについて、毎月記事を執筆させていただきました。
連載記事のタイトルは、センスの良い花田先生のイメージに合うようにと考え、「美味しくて、からだによくて、美しい」、確かそんなタイトルにしました。

花田先生からは、それ以来、今に至るまで多くのことを学ばせてもらっていますが、ずっと昔に先生から聞いたサンフランシスコのシェ・パニースには、いつか絶対に行ってみたいと思ってきたのです。

それを、今回の飛行機の乗り換え時間で実現してしまおう、というわけで。

バークリー、シャタック・アベニュー。
シェ・パニースへ!

こんなかたちで訪問が実現するとは。
乗り換え時間の12時間が、とっても短く感じられました。