2012年11月1日木曜日

2週間前にいらした、患者さんご夫妻

明日から週末の3日間、ゲルソン療法・3daysワークショップで受講生さんがいらっしゃいます。
このところ、毎週末、どなたかを迎えてのゲルソン・ワークをやっています。
(それで、「ハミングバード」のリニューアル第1号が遅れております、本当に皆さんごめんなさい。)

ゲルソン療法の評判が多くの人たちに伝わっている証拠なのか、それとも、がん患者さんが増えて、その治療法を探すかたが増えているのか。はたまた、別の理由なのか。

「ゲルソン風、だけど、ゲルソン療法ではない」(みりんじゃないけど、みりん風調味料、という感じ?)、そのような‘似て非なる療法’をどこか別のところで習ってみたけれど、満足がいかなくて、こちらにいらっしゃるかたもおられます。

理由はいろいろあっても、たいていの方々は、実際のゲルソン療法を知り始めると、自然の力の神秘に魅了されます。

2週間前には、北国から一組みの患者さんご夫婦をお迎えしていました。
詳しくは書きませんが、ご夫妻のうちのお一人が、がんを診断された患者さんで、脳への転移もありました。

ゲルソン療法で対処するのには、いろいろなリスクがありますが、そうしたリスクについてすべてお伝えした後、決心されたお二人は南房総までいらしてくださいました。

とてもお元気そうで、食欲もあり、真剣ながらも楽しいワークショップの3日間を過ごさせていただきました。

私が、この患者さんの身体的な条件のなかで、もっとも心配だったのは、肝機能がすでにとっても悪くなっている、というところでした。
どの患者さんもそうですが、このかたには早くにコーヒー浣腸を体得していただきたい、と思い、ワークショップの2日目午後に、私の家で試験的にやっていただくことにしました。

すんなり、とても上手に、やっていただくことができました。

いらっしゃるまで、うやむやだった知識が、自信を持って実行できる実践力になり、いいお顔、いい表情をされて、お二人がお帰りになり、それから2週間。

今日、お便りが届きました。
何枚も書いてくださったのでしょう、封筒がふくらんでいます。

「ノンウォーク・ジューサーが届きました♡」、とありました。
正しくは、ノーウォーク・ジューサー、です!

それは、そうと…。

「早速、ニンジンを爆発させ、頭にニンジンが降ってきました(笑)。」

笑ってくれて、良かった~!
それは、ゲルソン療法開始を祝福してくれる、ニンジンシャワーなんですよ。
おめでとうございます!

「血液検査の結果が出ました。
なんと、肝臓の数値、γ‐GTPが下がっていました。
標準まではまだですが、毎年200を超えていたのが、105にまで!! 驚きです!!」

これには、私も驚きましたし、嬉しかったです。
驚いてはいけないんですがね、本当は。
そうなる理由はわかっているし、だから、治療法なのですし。
でも、実際に心配だった患者さんが良くなっていくのを知ると、嬉しいだけではなく、驚く気持ちも同時に生まれるものです。
同時に、いろいろなものに驚きます。ゲルソンの研究力に。人体の不思議に。自然の力に。いろいろなものに、です。

「ネコがレバー錠に反応してます(笑)
今にも食べてしまいそうです。」

えっ?
レバー錠にネコまっしぐら?
確かに、栄養満点ですからね、ネコにはわかるんだなぁ。
(レバー錠とは、ゲルソン療法を行う患者さんが必ず摂取する、レバー成分の錠剤のことです。)

楽しい、嬉しい、お便りでした。
Kさん、ありがとうございました。あとで、メールします。

さてさて、明日からの3日間のために、本日は大量の野菜を洗って準備しております。

冷蔵庫は、こ~んな感じ。
緑色ばっかり。
こんなにたくさんあっても、3日後には空っぽです。

冷蔵庫の扉、下段のいちばん手前に入っているビンは、カナダのフローラ社が製造する、「フローエッセンス+」。日本でも購入ができます。

北米先住民の智慧がカナダのがん患者さんに伝わり、がん患者さんからカナダ人の看護婦さんへ、そして、看護婦さんから多くのがん患者さんへ伝えられ、今では世界中に愛飲している患者さんたちがいるという、複数種類のハーブのエキスです。
英語では、このハーブエキスに関する書籍がたくさん出版されているのですが、日本語訳はまだありません。いつか、翻訳出版したいなぁ。

このハーブエキスは、ゲルソン療法との併用ができるので、ワークショップでお出ししています。
 そろそろトマトも贅沢には使えない季節になってきました。
大切に使わなくっちゃね。
じゃがいもは、種類が豊富でいただくのが楽しみです。
明日から3日間、いらっしゃる皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
お気をつけてお越しください。