2016年9月20日火曜日

2016夏旅レポ④

今日はこれから、沖縄、九州、四国、近畿、東海に風雨をもたらして暴れてきた台風16号が房総半島にやってくるらしい。

というわけで、朝食後に家の外にある小物を屋内に避難させて、真昼間っから雨戸を閉めたりした。
今夜から明日未明にかけてが峠だそう。
その後、温帯低気圧に変わるという予報だ。

少し前に滞在したアメリカ西海岸では、森林火災が日常化していた。
放火などではなくて、自然発火してしまう。
油分を多く含む樹木が多いらしく、それが、乾燥し、風で擦れたりすることで発火してしまうというので、誰にも止めることができない。

火が出るたびに、近隣住民は避難し、ヘリが出動して消化剤を空から大量にまく。
近くのフリーウェイは通行止めになるので、そこでまた渋滞が一層ひどくなる。

夏場は毎日違う場所で発火している感じなので、テレビを見ているとニュースに必ず出てくる話題だった。

でも、実際に「それ」を見るとは思っていなかったわけで…。

だって、サンタモニカだもの、海岸で、山からは程遠い…と思っていたら、夕方、宿に向かう途中、渋滞でノロノロ運転していると、道行く人たちが皆スマホを空に向けて写真を撮っている。

見ると、空に真っ黒い雲がかかっている。
「あら〜、スコールでもやってくるのかな、皆びしょ濡れになるね」って思っていた。
黒い雲のせいで、まだ明るいはずのサンタモニカが夜のようになってきていた。


宿に帰ると、オーナーのローザおばちゃんが言った。
「サンタクラリタの森林火災の煙だよ、ひどいね」。



サンタモニカから、北に30−40km行った場所で起こった森林火災の煙が、いくつもの街を超えて海岸までやってきているのだった。
驚いた私は、表通りに出て確かめてみた。


なんだか、哀愁漂うサンタモニカ。
イーグルスのホテルカリフォルニア♪っていう感じ…。

夕食にはまだ早かったので、サンタモニカのビーチに降りて散歩に行った。


(眺めているのが…)大好きな、高級リゾートホテル、シャターズ・オンザビーチの脇を抜け…


途中、外壁にこんなサインがあったりして…、
「25フィート以内での喫煙は禁止」。
たしかに、素敵なホテルの外壁に、スモーカーが溜まり場作っていたら台無しですからねぇ。


そうしたら、いつも眩しい青空のサンタモニカが、こんなセピアカラーになっていました!
念のために言っておきますが、↑カラー写真です!

前後左右は、↓こんな感じ。


ロサンゼルス国際空港方面。

サンタモニカ・ピアの観覧車方面。

シャターズ・オンザビーチ方面。
この30−40km向こうに、サンタクラリタ。

翌朝は、無事に青空のサンタモニカに戻りました。
(写真は、宿のルーフトップ・パテオから撮った青空。)


2016夏旅レポ⑤につづく…